西宮市 北六甲台 暮らしを循環する庭 「小さな森づくり」

ご連絡をいただいたのは2022年9月、早速お庭を拝見し、Iさんのお話を伺いました。

インターネットでの検索ワードは「森づくり」とのことです。

 

今まではご自身で考え、DIYでお庭の暮らしを楽しんでいらっしゃいましたが、どうにもまとまらず弊社にご連絡をいただきました。

こちらは施工前。雑草対策として、地被類を植えたり、レンガを敷いて歩く場所を設けたり。

 

ここを「森のようにしたい」とのお話を聞きながら、イメージが出来てきます。

人の暮らしと、草木の暮らしを循環するように考え、人の動線と木々の暮らしの空間をすみ分けるように整えます。


お話しを聞いて、イメージをスケッチしていきます。

人と木々の生活空間を棲み分けすることで、互いに環境を育て、心地よい空間になります。

雑草や落ち葉と、戦うのではなく、菜園スペースや落ち葉ストックを設えることで、共存の中で循環するよう目指します。

 

プランも決まり、着工です。

 

 

目隠しは杉の赤身材を使用します。

「鉄の木」とも呼ばれるハードウッド材のイペやウリンなども出回っていますが、国産の杉材の方が僕は日本の風土に合っていると思います。

 

赤身材は木材の芯の部材で耐久性が良いもので、おすすめしています。

まずは、土中の環境から整えます。

普段はゴミとして扱われがちな剪定枝葉を、土の中で空気と水を通すようにすき込みます。

枝葉が微生物により分解される過程で、菌糸が伸び、根っことつながり、共存環境が出来てきます。

枝葉は日ごろの選定作業などで生じるものを弊社の山にて保管してあります。

樹木を植えます。

秋に落ち葉を集めたものを、根鉢を包むように寄せていきます。

植木を植える際は、深すぎず、浅すぎず、ここでもバランスを意識しながら進めて行きます。

園路・テラス工事です。

園路には、枕木を使用します。下地は砕石と炭を混ぜ、水はけがよく、かつ樹木の根っこがつながるようにします。

テラスでは、既存のレンガタイルを再利用しました。

菜園としてレイズベッドにして落ち葉ストックも設けました。

菜園を楽しみながら、落ち葉や雑草、野菜くずなども再利用して土に還し、循環するように。

雪の影響もあり、工事が遅れることにもなりました。

お待たせして申し訳ありませんでした。

工事中はお庭に出れないことになり、ストレスに感じてしまうとのお言葉を頂き、改めて、お庭の大切さを実感しました。

 

Iさんご家族がこの「小さな森」と暮らすことで、心身ともに豊かに過ごされることを願ってます。

この度はありがとうございました!

豊能町 森と家を「小さな森」でつなげる庭

 この敷地は森が隣にありました。

 

「どんな暮らしがしたいのか?」この問いをご自身で考え、感じながら家探しをしてたどり着いた場所がこの場所だったそうです。

以前は高速道路に近い場所で暮らしていて、違和感を感じながらお過ごしになっていたとのこと。

 この土地に移り住んでから、ご主人は仕事の合間によく山を散歩しに行くそうで、打ち合わせ・施工中にもたくさんお話をさせていただきました。

 そこで出会う、虫、鳥、木々たちのお話をとても嬉しそうにお話ししてくださり、私たちが元気をもらいました。

 

 自然の景色は365日24時間、一時として同じ時間はないのです。そのことを五感で感じながら日々を過ごしておられました。

 

さて、すてきな現場の立地とお施主様の元気をいただいたもので、少し綴らせていただきました。

では本題です。

 

お庭の改修に関してご相談いただき、以下の3点をご提案させていただきました。

 

・家際に植栽群を配置して、建物の敷地と隣の森を繋げること。

・人の生活同線のために自然石による園路を配置。芝地の空間を内から外へ誘導し繋げること。

・既存のレイランドヒノキを伐採し、つぶれた空間を活かす空間にする。(伐採した幹は植栽の際に土留めとして再利用)

 

 

剪定した後は心地よい風が庭に入り込み、家の中にまで届いてくれました。

家際の植栽はその風を程よく、取り込みやわらかい風に変えてくれました。

 

自然が大好きなEさんご家族、ここでの暮らしを自分らしく楽しく過ごしてくれるでしょう。

奥さんと娘さんがウッドデッキに座りお庭を眺めている姿は目に焼き付いています。

素敵なご家族の暮らしのお手伝いができたこと、とても嬉しく、とても楽しくお仕事させていただきました。

本当にありがとうございました。

西宮市 既存のお庭をリガーデン 庭に出たいのに日光がまぶしすぎて庭に出られない。

西宮市 E様邸


3年前に新築で家を建て、同時にお庭もつくりました。

しかし、「せっかく庭があるのに庭が眩しくて、外に出られない。」

というお悩みを抱えていました。

 

Eさんは白内障を経験されており、日航と地面からの反射光により、つらい思いをされていました

 

木々は植えられていますが、同じ様な間隔・高さになり、整列しているようでした。

 

 

木々・それぞれの特徴を活かして育てるという感覚は感じられませんでした。

 

木々はそれぞれの特徴に合わせて育ててあげたいものです。

大きくなりたいのであれば、ある程度大きくしてあげます。

無理に押さえつけようとすれば、反発して暴れ、美しさが乱れてしまいます。

 

それは、そこで暮らす人々にとっても心地よいものではありません。

 

そこで日光が大好きな背の高い木により、上空からの日差しを遮ぎり。

西日に強い常緑樹により、乾燥した西日をお遮りました。

 

お客さんは庭に出ることが楽しみになり、日々お庭に出て楽しく過ごしてます。

ヒトが過ごすことで、木々も健やかに育つそんな空間づくりのお手伝いができたこと、うれしく思います。

施工前

施工後


木々のトンネルを抜けて玄関へ

神戸市西区 U様邸アプローチ植栽工事

 既存の植物(低木類がメイン)が枯れてしまった事により、何か提案とのご依頼でした。

狭い空間こそ背の高い「3m以上」の木々で骨格をつくる事により、ヒトの動線と住み分ける事が出来潤い豊かな空間を演出する事が可能です。




自然石の石畳と自然な木々に囲まれて

兵庫県川西市 Y様 新築植栽工事

 建築事務所様からのご依頼。植栽とアプローチ石畳による、心地よい空間を演出しました。

 木々に覆われると、建物が引き立ちます。植栽は家にとって服のような存在ですね。



マンションエントランス部分の施工をお手伝いさせていただきました。こちらの施主様からマンションを建てた際、植えられたのがお気に召さないという事で、お話を頂きました。今回は、施主様と一緒に作業させていただきました。

 

風が強く吹く場所なので、コノテガシワが傾いてしまい、エントランスと駐車場側の勾配が斜めになっていたため、土が流れて植物の根がむき出しとなっていました。勾配の低い方に、木製の枠を設置し、土の流失を防ぎ木の傾きを戻しました。出来るだけ現存の植物は残したいというご希望で、下草の入れ替えと土壌改良をさせていただきました。水道周りはコンクリートで囲まれているため、特に水はけが悪くなっていました。

排水口の工事となると、大きな工事がいるため、パーライトや炭で排水性を良くする事で解決しました。自宅にお持ちの植物も使い、和風のお庭の完成です。

 施主様と作業をさせて頂き、その都度細かく相談でき、施主様からのご提案などもあり今回の施工がとても充実したものとなりました。

西宮市北六甲台の家



植木屋 暮庭〜kureniwa〜

 

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